2004年4月 飯綱高原




 2004年4月19日、久しぶりの再会になったのは長野の飯綱高原という場所の森の中でした。辺りにはまだ所々雪が残っていて、木々の新芽もまだ出ていません。暖房をつけながらのセッションとなりました。7月に2度目のセッションを行った時には、森の木々は青々として、蝉の声が聞こえていました。こちらは窓を全開にしてのセッションとなりました。

 2度のセッションの数ある記録から今回のアルバムには10曲を選ばせていただきました。4月のセッションの時にメンバーが撮った写真がありましたので、その写真と共に簡単な曲の説明をさせていただこうと思います。


4月20日朝、即席ホルタンスタジオ設置中。


1.Blue Sky
 この曲を初めて演奏したのは1997年くらいだったでしょうか、加奈崎さんと二人だけで行なった名古屋、京都、大阪のツアーの時でした。(もしかしたら、それが最初で最後のライブ演奏だったのかもしれません) その時の記憶が忘れられなかったので、今回のレコーディングでも、いの一番でセッションしました。録音したのはこのワンテイクだけでした。

2.ホリデー
 加奈崎UNITがライブ活動していた後半の頃のレパートリーです。当時もこんな感じのサウンドだったと思いますが、唯一違うのは、今回は坂出さんがご機嫌なフレーズでビートを出してくれたということでしょうか。(ハープとエレキを後でダビング)

3.チェッ!
 この曲は加奈崎UNITの初期のライブ(80年代末)でよく演奏していました。当然、当時とはまったく違うサウンドになっています。(後日、ビブラフォンをダビング)

4.千切れたラブレター
 7月に行われた2度目のセッションからの曲です。この曲はメンバー全員初めて演奏する曲でした。出だしの言葉を聴いた時、私はノックダウンされてしまいました。

5.Summer Days
 この曲も7月のセッションからです。やはり今回が初めての曲でした。ちょうど夕暮れ時に窓を全開にして演奏していたので、ヒグラシの声が入っています。山の上ではアブラゼミよりヒグラシの方が早く地上に出て来るということを初めて知りました。



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6.十六夜
 加奈崎UNIT後期のレパートリーで、ライブでも何度か演奏した曲です。やはり当時とはまったく違うサウンドになりました。(ハープとエレキを後でダビング)

7.冬の帰り道
 全員今回のセッションが初めての曲でした。エンディングも何も決めずにワンテイクだけのセッションでしたが、長野から戻って聴いてみると、何ともいいがたい魅力ある記録が残っていました。まさかこんな展開の曲になるなんて、神様も思ってなかったと思います。

8.冬の匂い
 加奈崎UNIT結成当時の名曲です。録音したのは初めてでしたが、この曲はメンバー全員カラダに深く染み付いていたのだと思います。演奏したのはこのテイク1回のみでした。

9.若いままで
 7月の録音です。窓を開け放した蝉時雨の夕暮れ時、坂出さんもギターで、3人でしっとりアルペジオを弾いてみたらいい感じになりました。(後日、栗ちゃんのビブラフォンをダビング)

10.SAYONaRA
 加奈崎UNIT後期のライブで1〜2回だけ演奏した曲ですが、それ以来私の頭の中で鳴り続けていた曲です。こんな加奈崎さんもいいな、とずっと思っていました。



セルフタイマー

おしまい。

斉藤GO 2004.10.26 記