アナログ盤時代、シングルやLPはレコードという言葉で呼ばれていました。それは当初文字どおり「記録」の意味で、いい音楽を記録して発表するという、シンプルな発想だったはずです。
音楽は生演奏とレコードという二つの表現方法をもっています。ライヴを聴けない人、たとえば海外の未知のファンにもアピールする方法があるというのは素晴しいことです。 アーティストの「今」は永久に取り返しのつかないものです。ヴォーカリストなら年齢で声も変わるでしょうし、バンドならメンバーチェンジもあるでしょう。「今」の気持ちでなければできないこともあるでしょう。 私たちが目指すのは、「今」を逃さず「記録」し「発表」することです。 従来、いろいろなコスト計算をすると、個人にとってCDを作ることは大変なことでした。そこを私たちの長年の経験と人脈でなんとかやりくりして、とにかく最小限の金銭的、精神的負担でCDを作ってしまおう、というのがこのレーベルです。 |